相続(死後)の手続きについて~パート1~
2020/10/02
前回まで不動産を中心に遺産相続についてお話をしてきましたが、
今回は被相続人(死亡者)の相続人はどのような手続きが必要か
段階的にお話します。
6については、故人が世帯主だった場合、世帯主変更届を亡くなってから14日以内に市区町村窓口に提出しなければなりません。届け出を怠ると住民基本台帳法違反となり、5万円以下の過料が科されることがあるそうです。
7については故人が国民健康保険に加入していた場合、亡くなってから14日以内に「国民健康保険保険資格喪失届」を提出するとともに、健康保険証を返納しなければなりません。社会保険に加入していた場合は、所属する会社等が手続きをとります。
8の年金は国民年金なら14日以内、厚生年金なら10日以内に担当窓口に届け出なければなりません。そのまま受給を続けていると遺族による不正受給と見なされ、詐欺罪に問われることがあります。
10については公共料金(電気・水道・ガス・電話)を早目に解約(変更)手続き、クレジットカード等も早目に解約の手続きをしないと無駄な会費等を支払うことになります。それ以外の関係は、自宅に送られる故人宛ての郵便物や請求書等を確認して、1つ1つ解決しなければなりません。